54歳男性です。先月26年間務めた企業を早期退職しました。退職時の会社が紹介してくれた転職支援会社を頼って転職活動を始めましたが、思ってもみなかった事態に遭遇して困惑する日々を送っています。

 

私のいた会社では数年前から定期的にベテラン社員が早期退職で辞めていました。なので私もいずれそうなるだろう、と思いながら日々を過ごしていました。この度ついにその日が来てしまい、退社することになりました。

不安がないといえば噓になります。ですが、数年前から会社の状況を見ていた私は「この会社もそろそろ危ないな」と思っていたので、人生を見つめ直すにはいい機会とも思いました。

また、かたちは会社都合の早期退職なので、会社が転職サポート会社を紹介してくれました(登録費用も会社持ち)。なので、世間では50代の再就職は厳しいと言われているものの、「自分は大丈夫だろう」とタカをくくっている部分がありました。

 

いざその支援会社で面談などをしていると、自分が考えていた状況と違うことが分かってきました。

在職中にその支援会社の紹介動画を見た際は、「弊社は皆さまのご期待に応えられるよう、一般的な業者では扱っていない独自のルートからの求人情報がございます」と聞いていました。そのはずが、いざ紹介されたのは自分でも探せるレベルの職種のものばかりだったからです。

ちなみに昨今のトレンド(人材不足業界)は介護職です。なので当然介護職は勧められましたし、50歳を過ぎているということで、マンション管理人なども紹介されました。

ただ、これら職種は自分が退職を決意した後に見ていた、タウンワークなどの無料の求人情報誌に山ほど載っていたものです。「何が独自ルートの求人なの?」と不信感を持ったものです。

一方で、世間知らずの自分が悪かったということも分かってきました。ネットでいろいろと調べると、50歳での再就職先(正社員)はホントにないのが現実です。独自のルートというのは、管理職以上の限られた人に用意された求人なのではないでしょうか?

 

こんな現実に直面しつつ、退職して1か月が経過し、急激に労働意欲がなくなっている自分がいることに気付きました。現状は甚だしいメンタルダウンの状況に陥っています。

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