51歳男性会社員です。50歳を超え、仕事でも先が見えてきたので、これからの生き方を考えるようになりました。シニアになるとこれまで想像も出来なかった実態があり、驚くことも多いです。

 

半年前に自分がお世話になった先輩社員が会社を辞めました。会社都合の早期退職です。先日その方と久しぶりに会ったのですが、ちょっと性格が変わったように思えて気になりました。分かりやすく言うと、会社員時代のような「覇気」がないのです。

その先輩はいわゆる体育会系で、少々昭和の気質を持った親分肌の方だったのですが、退職して人との関りがなくなったことが応えているようでした。

「話し相手がいないんだよ。今日こうやって君とじっくりサシで話すのは会社を辞めてから初めてかもしれない・・・」と聞かされて悲しい気持ちになったものです。

さて、そんなこともあってシニア層に訪れる人生後半について考えていると、高齢者が投資詐欺にあう例が多いということも分かってきました。被害にあった高齢者は口を揃えて「最初はいい人で詐欺師だなんて疑わなかった」と言っています。

しかし気が付けば退職金の大半を奪われていたりするから怖いですね。

また、もっと怖いなと自分が思ったのが、奥さんに先立たれて寂しい思いをしている男性に近寄って来る女性の話です。

これに関しては、数年前に大阪でこの手の男性に近寄って後妻となり、薬物を飲ませて保険金目当てで旦那さんを殺害する、という背筋が凍るような事件があったことが記憶に新しいです。

 

これまで会社人生で周りを見てこなかったような男性は、シニア層に差し掛かる前に「歳をとっても自分のことは自分でする」「財産は自分で守る」ということを念頭に置いておくことが必要だと考えさせられます。

寂しさにつけ込んで悪人が寄ってくる可能性は認識しておいて損はありません。

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