56歳、役職なしの男性会社員です。定年まであと僅かとなり、閑職に追いやられながら会社に居座り続けています。
自分は55歳を超え、会社でも家庭でも「要なし」と思われているように感じるようになりました。
ちなみにこれまで50代に入って数回早期退職の打診を受けたものの、何の取り柄もない自分が会社を辞めれば途方に暮れると考えてしがみついてきました。しかし56歳になり、次に早期退職募集があれば希望しようと考えるようになりました。
さて、その準備ということで、定年を前に会社を辞めたシニアの方がその後どうなっているのかなどを、ネットの記事やYouTubeで調べ始めました。調べていてちょっとびっくりしたのは「辞めてしばらくすると暇になってまた仕事がしたくなる」という実態を紹介していたYouTube動画を見つけたことでした。
その動画によると、
「会社を辞める」
→「解放感で最初は楽しい」
→「旅行を楽しむなど時間がなくて会社員時代に出来なかったことを一通り行う」
→「やがて旅行などの趣味に飽きて時間を持て余すようになる」
→「退屈が苦痛になり、こんな状況が一生続くと耐えられないと思うようになる」
→「また仕事がしたいと思う」
という思考になるらしいです。
これを見て私は「自分は絶対にこうはなりたくない」と思いました。理由は、会社員時代に一度も仕事が面白いと思ったことがなく、何とか生きていけるだけのお金を蓄えたら、即刻仕事を辞めたいとずっと思っていたからです。
ちなみにそのような状態になるシニアはおおむね現役時代に仕事を生きがいにしていた方が多いということで、「ならば自分は大丈夫かな」とちょっと安堵しました(笑)。
日本人は勤勉・働き者と世界的に評価は高いらしいですが、シニアになってせっかくゆっくり出来る状態になったのに、また自ら多忙な日に戻りたいと思うシニアもいるということに驚きを隠せません。
さて、皆さんはどんなシニアになりたいですか?