30年間勤めた会社を53歳で早期退職しました。近年流行りの早期退職の条件に当てはまる年齢になり、退職せざるを得なかったからです。

 

私は特に自分の仕事に誇りややり甲斐を感じることなく、30年間会社勤めをしていました。

サラリーマンの仕事なんてそんなものだと思っていたからです。そのため、退職する前も特に30年間働いた感慨もなく、心配なのは、収入がなくなる今後のこと1点だけでした。

しばらくは、割増退職金を工面して食いつなごうと考えているので、金銭面での目先の心配はありません。

さて、ネットには私のように早期退職された方がユーチューブ動画やブログで、近況や退職後の第二の人生の生き方などの情報を提供しています。

それらをいくつも見ましたが、共通点がありました。
「もうあんなサラリーマン生活はコリゴリだ」「組織に拘束される人生なんて2度としたくない」「どこに行っても必ず無能上司はいる…」など、長年働いてきた会社へのネガティブな意見ばかりでした。

したがって「皆さん早く次の再就職先を頑張って見つけましょう」などと言う人はほぼ皆無です。

ここまで書いてきた通り、サラリーマンをリタイアした大半の方が「サラリーマン時代は苦痛だった」「社畜という言葉がよく分かった」など、苦痛だったと感想を述べているわけです。

ただ、今の日本社会を支えている多くはサラリーマンです。これらサラリーマンが、いかに日々我慢をして仕事をしているか…。

 

退職した方の話を聞いていると痛感しますね。当然、私も他の退職者と同じ意見です。

悲しいですが、「こんなことで生きていて楽しいか?」「いったい人生とは何か?」とさえ、思ってしまいます。

しかし、サラリーマン時代には、このような考えには至りませんでした。忙し過ぎてじっくり考える余裕がなく、ただ家畜のように働かされていたのです。サラリーマンって悲しいですね…。

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