70代の女性です。6年前に夫に先立たれ、現在戸建てで一人暮らしをしています。子どもは息子二人。独立してそれぞれ家庭を持ち、他県に住んでいます。
夫は生前にお墓を建てていて、お寺には年数回のお布施も納めてきました。そんな夫は、80歳を越えてきて、年齢的にもだんだん体が弱くなって病気がちになりました。
そして長い闘病生活の末に永眠いたしました。葬儀は長男が喪主を務め、滞りなく済ませることができました。
四十九日が過ぎ、住職にお墓の今後について書類が必要と言われました。お墓の継続には連名で二人の名前が必要とのことです。
今までは夫と私の名前だったのですが、夫が亡くなってしまったので一人追加で名前を記入しないといけません。当然ここに長男の名前を書くべきだと思い、長男に話をしました。
長男に話をすると、拒否されてしまいました。
長男の子どもは一人娘です。「将来的に娘が墓を継ぐことはないだろう。むしろ墓が重荷になる」との思いから、息子夫婦は樹木葬など墓を持たない考えだと言うのです。
では、今のお墓をどうするつもりなのか?と聞くと、自分は継がないし、もし継いでも自分の代で墓じまいをする、と言うのです。
夫の生前に、一緒に入るお墓を二人で探した日々を思うと、長男の意見が悲しいやら悔しいやらで気持ちが落ち着きません。
次男にその話をして、次男が代わりに継いでくれないだろうか?と相談しました。
次男は二つ返事で承諾してくれました。ただ、ほっとしたのも束の間で、書類にサインをするときになって、やっぱりダメだと言うのです。
理由を聞くとお嫁さんが反対しているとのこと。お嫁さんは次男に嫁いだので、墓を継ぐのは想定外だと怒っているとのこと。墓を継ぐなら離婚だというのです。
お寺に提出する書類はまだ空欄のままです。住職は我が家の事情を理解してくれて待ってくれますが、この先どうなるのか。私が亡くなったら夫と同じお墓に入れるのだろうか?先のことを考えるとため息しかでません。