シニア世代の女性です。定年退職したのち、主人と2人で暮らしていました。近所に住んでいる娘夫婦と孫との交流は、とても嬉しかったです。
高齢者に多い「不安神経症」をご存知でしょうか?様々なことに不安感を覚え眠れなくなったり、日常生活に支障をきたします。
ある日、私は脳梗塞で倒れ、左半身麻痺になりました。その後、夫の認知症が進み始めたのです。
急に始まった体の不自由な生活。私のことも分からない時がある夫。これからどうしたらよいのかと、いつも不安に駆られるようになりました。
主人と話しても知らない人と話しているようで、この先どうなるんだろうとさらに不安になることもあります。娘がお世話をしに来てくれますが、これからも迷惑をかけるのは申し訳ないという気持ちもありました。
不安な気持ちが急激に増えたことで「不安神経症」になったようです。
そこで夫とともに施設入居することに決めました。入居後は娘たちが週に1度遊びに来てくれています。入居前は薬の飲み忘れなど心配でしたが、今は管理してもらえるのでありがたいです。
食事の心配もないし、何より娘たちに迷惑をかけず、不安神経症と向き合いながら過ごせる施設に感謝しています。これからも穏やかな気持ちで過ごしていきたいです。